計算の答えは分かっても、次の問題になると式が作れない。そんなときは、公式を増やす前に「何を求める操作か」を言葉にしてみましょう。ここでは非言語分野の自主学習に使える自作例題を取り上げます。実際のSPIの出題を転載したものではありません。
割合:基準になる量を先に決める
例題:2,000円の商品を20%引きで買うと、支払額はいくらか。
値引き額は2,000×0.2=400円。支払額は2,000−400=1,600円です。2,000×0.8と計算しても同じです。「20%引き」と「20%を支払う」を混同しないことがポイントです。AIには「何を100%としている?」「残る割合で計算する式も見せて」と聞けます。
速さ:答えの単位から式を考える
例題:150kmを2.5時間で進んだときの平均の速さは何km/hか。
1時間あたりの距離なので、150÷2.5=60km/hです。時間が分で与えられたら、先に時間へ換算します。「90分なら何時間?」「距離÷時間でよい理由を、単位で説明して」と聞くと、数字を入れる前の考え方を確認できます。
確率:戻す場合と戻さない場合を分ける
例題:赤玉3個、青玉2個が入った袋から、戻さずに2個取り出す。2個とも赤である確率は?
1個目が赤である確率は3/5。赤を取った後は赤玉2個、全体4個なので、次は2/4です。したがって3/5×2/4=3/10。もし1個目を袋に戻す条件なら3/5×3/5=9/25になります。「戻さない」を読み落とすと、式が変わります。
AIには、自分の途中式も渡す
「私は3/5×3/5としたけど、どの条件を使い忘れた?」と聞くと、正解との違いを確認できます。単に正答を並べるより、誤りの原因を一文で残しましょう。たとえば「2回目は玉の総数が減る」のように書きます。画面チャットでは問題文と自分の計算を同じ画面に表示すると説明を頼みやすくなります。
次の日に、数字だけ変えて解き直す
割合なら3,000円の15%引き、速さなら84kmを1.4時間、確率なら赤4個・青2個に変えて練習します。答えはそれぞれ2,550円、60km/h、戻さず2個とも赤なら2/5です。前日の解説を見ずに式を作り、なぜその式なのか一言説明できるか確認します。